お腹も心もハッピーになる【ヘルシーバランスプレート】★第14回
こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
肌の乾燥が気になる季節になりました。
ハンドクリームが手放せない、化粧品のクリームやオイルを塗り重ねてもしっとり潤わない、小じわが目立ってきた、という方も多いと思います。季節的なことだし、仕方がないとあきらめてはいませんか?
東洋医学では、乾燥を邪気(健康トラブルの原因)としてとらえ、秋は”燥邪”の影響を受けやすいとされています。乾燥した空気が身体に入ってくると、呼吸を司る肺の働きを低下させ、結果的に身体の表面を覆っている肌(皮膚)の乾燥につながるとされています。
肺は乾燥を嫌い、潤いを好む臓器。肌の上から塗り重ねるその場しのぎの対策ではなく、薬膳的な食事で身体の中から潤う習慣を始めませんか? 秋の薬膳的「ヘルシーバランスプレート」もご紹介します!
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まだ間に合う!身体の中から潤って冬に備える
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1.乾燥は美容だけじゃなく、免疫力にも悪影響
東洋医学では秋の邪気は”燥邪”、つまり乾燥が病気や健康トラブルの原因になるとされています。
秋も深まり湿度が下がってくると、空気が乾燥し、呼吸をしている私たちの肺にも乾燥した空気が入ってきます。肺の状態は皮膚や粘膜にも影響を及ぼしますので肌がカサカサしたり、喉や鼻の中の粘膜の潤いが失われ不調が出やすくなります。身体の中に入れてはいけないウイルスなどの病原菌の侵入を許してしまうことにもなりかねません。
つまり、肺が潤っていれば、肌もしっとり、喉や鼻のトラブルも軽減されるということ。
それには薬膳的に肺を潤す食品、特に秋が旬の農作物を積極的に取り入れましょう。
2.薬膳的に肺の働きを助け、潤いを補う食品
旬を迎える農作物には、今の身体と心を整えるのに必要な栄養素が豊富に含まれていますので、自然な形で栄養素が補われて、身体にもなじみやすくスムーズに働いてくれます。
その中でも薬膳的に見て、3つの特徴を持つ食品をご紹介します。
◎肺の働きを助ける
◎潤い補給になる
◎身体を冷やさない
野菜 |
春菊、人参、ネギ、大根、山芋、生姜、にんにく、など 一般的な栄養学でも、これらの野菜には、免疫力に関わるビタミンC、ビタミンE、βーカロテンが豊富に含まれています。食物繊維も多いので、便秘対策にも役立ちます。 |
果物 |
りんご、みかん、干し柿、レモン、花梨、など |
ナッツ類 |
胡桃、松の実、落花生、など 一般的な栄養学では、オメガ3などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれ、食べる天然オイルのようなイメージで、身体の中から潤います。アンチエイジング、生活習慣病予防にも効果的。満腹感があり、ダイエットサポートにおすすめです。 |
その他 |
はちみつ、豆乳、のり、卵、バター、甘酒、など |
秋が旬の果物、ナチュラルな癒しパワーについては、こちらをご覧ください。
3.常備菜を作って、「ヘルシーバランスプレート」で食べよう!
2.で旬の食材で肺の働きを助ける、潤いを補給する食品をご紹介しましたが、それらを使った常備菜を作って、「ヘルシーバランスプレート」に盛り付けてみました。
第14回:【薬膳的”肺”を補う秋プレート】
マメに料理をすることが難しい方は、料理をする余裕がある時に、1品でも2品でもいいので、野菜料理を少し多めに作っておくといいですね。その少しの手間が野菜不足を補い、日々の栄養バランスを助けてくれます。
どんなに身体にいいといわれるものでも、瞬間で大きな変化が起きるわけではなく、日々の積み重ねによってじわじわと効果が出てきますし、そのほうが身体に優しく負担がありません。常備菜のメリットは、毎日ちょこちょこと補給できること。サプリメント感覚で習慣にしましょう。
旬の食材を使えば、たくさんの調味料で凝った料理を作る必要はありません。シンプルな味付けで十分に味わい深くおいしいのです。そして、その季節に必要な栄養素も自然と補えて、身体の心の調子を整えてくれます。
難しいことを考えずに、どんどん旬の食材を使っていきましょう!
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「ヘルシーバランスプレート」とは、栄養バランスが整った健康的な食事をするためのガイドのようなものです。何をどれだけの量を食べると、栄養バランスが整った一食になるのか、ワンプレートにお料理を並べるだけで一目瞭然でわかるのがメリットです。
ハーバード公衆衛生大学院とハーバードヘルス出版による「健康的な食事プレート」、アンドルー・ワイル医学博士の著書「医食同源」などを参考にし、日々研究、更新中です。
ぜひご参考になさってください!
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★★★最後までお読みくださりありがとうございます。
皆さんも私も、今日が一番若い。新しいチャレンジを応援します!
*参考文献*
「薬膳教本」岡本清孝著など
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