食の力で「自分軸と心の落ち着きを取り戻す」
こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
2020年は大変な一年でしたね。多くの事柄について、大きな変化を求められ、それに対応するだけでいっぱいいっぱいだった方も多かったのではないかと思います。
私は分刻みで更新されるニュースや情報に振り回されることもあり、
いつもソワソワと落ち着かない
今ここにいない
自分軸がどこかに流されてブレまくった
などという時もありました。
皆さんも同じようなことがありませんでしたか?
そんな中、ふと、私は食や健康の分野で仕事をしているのに、その知識や経験を自身の食生活に上手く活かせていないし、ご縁があってこのブログを読んでくださっている方にも役立つ情報としてシェアできてない、と過ぎた時間を悔やみました。
混乱が続きそうな2021年、
食の力で「自分軸と心の落ち着きを取り戻す」ことはできないだろうか・・・。
今年はそのための勉強や実験を続けて、ブログやインスタなどで皆さんにお伝えしていきたいと考えています。
食の基本は「自分の身体は食べたものでできている」。
やはりこれは外せません。
基本に立ち返りながら、今まで自分なりにやってきたことを再確認するプロセスを通じて、「自分軸と心の落ち着きを取り戻す」を実現する食のアイデアを発信できればと思っています。
今回は、このようなことを考えるきっかけになった食に関する言葉たちをご紹介します。
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エビデンスやデータ、数値だけじゃない「食の力」とは?
- 1.食事という何の変哲もない行為の中にも人格形成の道が隠されているー『禅・食と心』上田祖峯著
- 2.人間の身体は自然万物との調和の上に成り立っているー『薬膳教本』岡本清孝主著
- 3.知性ではなく感性で食べようー『ワイル博士のナチュラルメディスン』アンドルー・ワイル著
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1.食事という何の変哲もない行為の中にも人格形成の道が隠されているー『禅・食と心』上田祖峯著
食生活を正しく真心のままに整えられるならば、そこに人間としての悟りがあり、人格形成も同時に食生活の中で完成されていくというのである。人格の完成というものに特別な決まりが必要というわけではなく、日常生活の中、とりわけ食事という何の変哲もない行為の中にも人格形成の道が隠されているというのである。
『禅・食と心』は、700年以上も前に道元禅師により記された『典座教訓(てんざきょうくん)』の教えを現代の社会生活に活かすよう訳された名著。上記の文言は『維摩経(ゆいまきょう)』の一部を引用した『赴粥飯法(ふしょくはんぽう)』の冒頭に書かれている一文の現代訳です。
2.人間の身体は自然万物との調和の上に成り立っているー『薬膳教本』岡本清孝主著
”人と天地とは相参ずるものであり、日月とは相応ずるものである”と《黄帝内経(こうていだいけい)》は説いています。人は自然界の中で生活をしていて、外部環境から離れることはできません。つまり、人体と自然界の変化は、相互に適応しています。(途中省略)
また、人体は有機的整体であるが故に、各臓器、各器官はそれぞれ異なった機能を持っており、それで生命を維持しているのです。だから、人間の身体は自然万物との調和の上に成り立っています。
私が国際薬膳師の資格を取得するために通っていた学校のテキストより引用。
自然のエネルギーを体内に蓄積することが、人間の身体の内部に、病気に対する抵抗力や自然治癒力を作りだす原動力になる、とも説いています。その季節にとれる旬の作物を食べる大切さを中医学の薬膳より学ぶことができます。
3.知性ではなく感性で食べようー『ワイル博士のナチュラルメディスン』アンドルー・ワイル著
味覚と嗅覚はからだにいいかを教えてくれる優秀なガイドである。それを信用することだ。感覚を磨き、感覚に注意を払って、からだの知恵に耳を傾けることだ。
嫌いなのに「からだにいい」からと考えて食べたとしても、からだの知恵に耳を傾けたことにはならない。(途中省略)
何よりも自分の感覚に訴えるもの、からだが喜ぶものを食べるべきである。
西洋医学と自然療法などの代替医療を組み合わせた統合医療のパイオニアであるワイル博士。著書の中でも『癒す心、治る力』は医学の革命書ともいわれています。私の心の師、何冊も読ませてもらっています。
自分の感覚を信じて身体が喜ぶ食事というのは、好物だからといってケーキや揚げ物を毎日食べてもいいということでありません。この件は今度改めて解説いたします。
「自分の身体は食べたものでできている」というのは、データやエビデンスだけではない、食の力の奥深さを活かすことだとワイル博士から教えてもらっています。
このブログは、40代以上の女性のための健康情報をお届けしていますが、私も同じような年代です。身体の悩みや健康のことなど共感できる部分も多いと思いますので、これからもお付き合いいただけると心強いです。
よろしくお願いします!
★★★最後までお読みくださりありがとうございます。
皆さんも私も、今日が一番若い。新しいチャレンジを応援します!
*参考文献*
「禅・食と心」上田祖峯著、「薬膳教本」岡本清孝著,「ワイル博士のナチュラルメディスン」アンドルー・ワイル著など
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