便秘対策!スッキリ習慣を続けよう★第4回
第4回:果物は朝食後、春のおすすめはコレ
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これまで第1回「便秘のデメリット」、第2回「朝いちばん、おすすめの飲み物」、第3回「朝食の定番にちょい足し」をお伝えしました。第3回では、ご飯、納豆にちょい足しするだけの簡単なレシピをご紹介しています。お試しいただきましたか? 効果がありましたらお続けくださいね。
第1回をお読みになりたい方はこちらへ → <第1回:便秘のデメリットとは>
第2回をお読みになりたい方はこちらへ → <第2回:朝いちばん、おすすめの飲み物>
第3回をお読みになりたい方はこちらへ → <第3回:朝食の定番にちょい足し>
第4回では、朝食におすすめしたい、便通を助ける春の果物をご紹介します。
皆さんは朝食に果物を召し上がっていますか? 果物はビタミン、ミネラルはもちろん、健康の大敵である酸化を抑える抗酸化成分・ポリフェノール、そしてスッキリ便通には欠かせない食物繊維も豊富に含まれ、「今日も1日頑張るぞ!」という時に必要な栄養素がぎゅっと詰め込まれた天然のサプリメントのような食品です。調理をする必要もなく、忙しい朝にぴったりです!
果物は朝食後、春のおすすめはコレ =========
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なぜ朝食後?
果物は太ると思っている方もいるかもしれませんね。確かに、果物の果糖は血糖値が上がりやすく、中性脂肪になりやすいと言われています。しかし、それは食べる順番により解決できますし、それ以上に、食物繊維や抗酸化成分のポリフェノールなどの素晴らしい栄養素が豊富に含まれています。スッキリ便通&免疫力をアップさせ、病気になりにくい効果も期待できて、働く女性にとって一石二鳥の優れた食品です。
ずばり、食べる順番は、食事の最後です。空腹時に食べると、果糖の影響で血糖値が急激に上がってしまい肥満の原因になりますが、胃の中に食事が入った後であれば血糖値の上昇はおだやかで済みます。
食べ方は、加熱調理やジュースなどにせず、皮などを剥きそのまま丸ごと(無農薬やオーガニックの場合はよく洗って皮ごとOK)食べましょう。ジューサーを使うと食物繊維は搾りカスになってしまいますので、便通対策には向きません。また、加熱することにより、ポリフェノールなどのいい成分が減ってしまう可能性もあります。果物の加工品(ジャムや缶詰など)は、砂糖や添加物が加えられているのでおすすめしません。
食後のデザート感覚で旬の果物の味わいを楽しんでもらえたらと思います。過度に敬遠することなく、上手に取り入れましょう。
おすすめ果物1◇りんご
りんごには、粘性がある水溶性食物繊維と便のカサを増やし腸の蠕動運動を刺激する不溶性食物繊維の両方が含まれています。特に水溶性食物繊維は、ゆっくり腸内を移動するため、血糖値の上昇をゆるやかにし、コレステロールや有害物質も吸着しながら、便を排出する働きがあります。さらに、腸内細菌を活性化し腸内環境を整える働きがあります。近年では、内臓脂肪を減らすりんごポリフェノール「プロシアニジン」という成分が特定保健用食品として許可されています。便通を整えるだけでなく、生活習慣病の予防も期待できますね!
薬膳では、からだを冷やさない「平」、胃腸の働きをよくし、身体にうるおいをもたらすと言われています。冷えや乾燥が気になる季節に、身体に負担がなく、女性の身体をサポートしてくれる果物です。
私は果物の中でりんごが一番好きで、よく食べます。満腹感もあり、さわやかな香りと甘さが大好きです。皆さんにも特におすすめしたいです。
*何を食べるかも大切ですが、食品の質の良し悪しも健康に大きく影響します。国産、輸入品いずれもオーガニックや特別栽培の果物をおすすめします。
おすすめ果物2◇みかんなどの柑橘類
東洋医学では、春はストレスなどの影響で「気」が滞り、イライラしたり気分が落ち込んだりすることが多いとされています。それが便秘の原因になる場合もあり、その解消法として、「気」を巡らせる「理気」の養生法を用います。みかんなどの柑橘類のさわやかな香りには「理気」の働きがありますので、春に積極的に食べたい果物です。
食物繊維量はそれほど多くありませんが、薬膳の「理気」との相乗効果で便通改善が期待できます。また、近年では、骨の健康に効果があるポリフェノール「βークリプトキサンチン」についての研究が進み、骨密度が気になる方にもおすすめです。
春から初夏に向けて、さまざまな柑橘類が出回ります。旬の果物で身体と心を自然に整えましょう。
*何を食べるかも大切ですが、食品の質の良し悪しも健康に大きく影響します。国産、輸入品いずれもオーガニックや特別栽培の果物をおすすめします。。
おすすめだけど、冷えがある人は注意!◇バナナ、キウイ
朝食の果物と言えば、バナナ、キウイという方も多いと思います。どちらも食物繊維が多く含まれ、便通には効果があります。しかし、東洋医学では、身体を冷やす「寒」に属する果物で、冬から春の寒い日が続く季節や一年通して冷えがある人には強くおすすめできません。便通はよくなるかもしれませんが、冷えで悩まされることになりかねないからです。
どちらも南国の果物です。気温が上がり、暑い季節になったら、抜群に効果を発揮します。それまでは毎日習慣で食べるのは控えた方がいいでしょう。
*何を食べるかも大切ですが、食品の質の良し悪しも健康に大きく影響します。国産、輸入品いずれもオーガニックや特別栽培の果物をおすすめします。
朝のスッキリ習慣が続きますように!
★★★最後までお読みくださりありがとうございます。
皆さんも私も、今日が一番若い。新しいチャレンジを応援します!
*参考文献*
「からだの毒消し生活術」大森隆史著,「薬膳教本」岡本清孝著,Kagaku to Seibutsu 55(9): 631-636 (2017),PLoS One 2012; 7(12):e52643.
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