便秘対策!スッキリ習慣を続けよう★第5回
第5回:便秘&夏バテにおすすめの果物<栄養・効能編>
こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
暑くなると便秘に悩まされる、なんて経験はありませんか?
蒸し暑さも重なり、身体全体が重く感じ、気分までどんよりしますよね。薄着の季節でお腹周りも気になります。でも、夏バテで少食になったり、逆に肉や油っぽい料理、お酒が増えたりして、栄養バランスのことを考えながら食事をするのは難しい季節でもあります。そんなお悩みを解決する一つの方法が夏が旬の果物です。
果物は調理の必要がなく、すぐにエネルギーと栄養素をチャージできる優れた食品。旬の果物にはその季節を快適に過ごすための栄養素がバランスよく含まれていますので、便秘だけでなく夏バテ対策にも重宝します。夏こそ積極的に食べて、身体の中からすっきり、気分も爽快といきましょう!
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便秘&夏バテにおすすめの果物はコレ!<栄養・効能編>
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●ポイントなる5つの栄養素、薬膳的食性・効能は?
おすすめの果物を選ぶにあたって、便秘と夏バテ対策になる栄養素が含まれているか、薬膳的にみて身体を冷やしすぎていないか、胃腸の働きをサポートする効能、を調べて総合的に判断しました。
まずは、便秘&夏バテ対策に役立つ5つの栄養素、薬膳的な食性・効能について説明します。
●便秘に<食物繊維|有機酸>
1.食物繊維
丼もの、麺類などの単品料理でサッと済ませる、食事代わりにお菓子を食べる、少食になってしまう方は、便のカサを増やしスムーズに排出するための食物繊維がほとんど摂れていません。
便はある程度の大きさにならないと排出されませんので、食事量が減って食物繊維が少ないと、腸に留まった便は腐敗してしまいます。
夏に限らず食生活が不規則になると、食物繊維は不足しがちになります。特に夏は食べることが億劫になることが多いので、意識して摂って欲しい栄養素です。
2.有機酸
夏バテにならないように、スタミナをつけるため、という理由で、無理して肉料理や揚げ物をたくさん食べてしまうことはありませんか? 疲れがたまってくると、甘い物が増えるという方もいると思います。
肉、砂糖が多い食生活は、弱酸性に保たれている腸内をアルカリ性に傾かせ、腸内環境を悪化させます。
果物に多く含まれる有機酸は、腸内環境を弱酸性に整えてくれるのに役立ちます。果物を食べた時に感じる爽やかな風味が有機酸です。
●夏バテに<カリウム|ビタミンC|クエン酸>
3.カリウム
カリウムは体内の水分・ミネラルバランスを整える栄養素で、夏の果物にたっぷり含まれています。利尿効果に加え、体内の熱も冷ましてくれるので、食べる保冷剤のような働きがあります。同時に、老廃物を出し、むくみもスッキリ、デトックス効果も期待できます。
屋外での仕事が多い方、スポーツを楽しんでいる方は大量に汗をかくと、体内のミネラルバランスが崩れ、疲労を感じやすくなりますので、カリウムの補給は大事です。
4.ビタミンC
強い紫外線、睡眠不足、屋外と屋内の温度差などのストレスなどがあると、身体を維持し守るために、体内のビタミンCが大量に消費されます。それによって疲労を感じやすくなったり、免疫力が低下し風邪を引きやすくなったりしますので、夏バテ対策にはビタミンC補給が欠かせません。
いろいろな食品に含まれていますが、加熱すると壊れてしまいます。生の果物で効率的に摂りましょう。
5.クエン酸
疲労回復にすっぱい梅干しを思い浮かべる方も多いと思います。その「すっぱい」の素はクエン酸です。食欲増進の効果もあり、食欲が落ちがちな夏に積極的に摂りたい栄養素です。
クエン酸は梅干しだけの栄養素ではなく、クエン酸をたっぷり含む果物もあるんです。甘くておいしい果物は疲れも癒してくれます。
●薬膳的な食性・効能は?
1.冷やしすぎない
1日中エアコンが効いた部屋で過ごしていませんか? 睡眠中も快適な温度帯に設定したエアコンをつけっぱなしという方も多いと思います。
少し前の生活では、夏バテの主な原因は暑さだったので、南国生まれの果物が夏バテに役立つ、とお伝えして間違いはなかったのですが、近ごろは冷房冷えが原因の夏バテが増えているように思います。
南国の果物を毎日のように習慣化すると冷えすぎるリスクもあると考えまして、今回はおだやかな作用がある果物をおすすめします。
2.胃腸の働きをサポート
薬膳では、すべての食品に効能があるとされています。現代の栄養学で言われている健康効果との共通性もあり、大変興味深いです。この面白さはいずれ機会を設けてお伝えしますね。
今回は、胃を健やかに整え消化を助ける、腸を潤し便をスムーズに排出する、などの効能を持つ夏の果物をご紹介します。
次回(第6回)では、おすすめ果物5選をお伝えします!
これまで第1回「便秘のデメリット」、第2回「朝いちばん、おすすめの飲み物」、第3回「朝食の定番にちょい足し」をお伝えしました。こちらも併せてご覧ください。
スッキリ習慣が続きますように!
★★★最後までお読みくださりありがとうございます。
皆さんも私も、今日が一番若い。新しいチャレンジを応援します!
*参考文献*
「からだの毒消し生活術」大森隆史著,「薬膳教本」岡本清孝著,「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」など
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